社長からの手紙
年年歳歳花相似たり2014/01/1
一段と厳しい寒さの中での年末作業遂行のこと、たいへんご苦労さまです。手があかぎれになっている従業員もいるのではないでしょうか。正月号ですから本来は年始を寿ぐ手紙にするべきでしょうが、いま年末作業に奮闘しているみなさんのことを思うとどうしても感謝と慰労の手紙になります。今年は喪中ハガキが多いなと個人的に感じていましたが、同業者と話しているとその方々も同じ感慨を持ってあることに驚いています。当社を勇退されて十数年になる清掃従業員のIさんとは、その後も年賀状を取り交わしていました。先週、そのIさんの娘さんから母(Iさん)が11月に急逝した旨の喪中ハガキを頂きました。退職後も当社の隆盛を祈る季節のお便りをたくさんの方から頂いていますが、Iさんもその御一人でした。昨夜(15日)、警備員の忘年会を催しました。お二人のベテラン警備員の勇退とその後継二人の新人の歓送迎会ともなりました。足掛け十年にわたり精勤されたベテラン警備員は久しぶりにお正月を勤務先ビルではなくお宅で迎えられると述懐されながら「これからは余生を悠々自適とまではいかなくとも“貧々自適”で過ごしていきたい!」と退職の挨拶をされました。そこには警備員として永年にわたり勤務先ビルの安心・安全を全うしてきた静かな自負心と自己貫徹感が伺えました。また同席では、多くの警備員が異口同音に自分たちが勤務するビルの同僚清掃部隊がいかに善戦しているかを得々とほめてくれました。わたしたちの仕事は怒られて(クレーム)ナンボのもんだと諦めがちですが、朝日ビルメンの仕事は誉められて(評価)ナンボの域にあることに無上の喜びを感じることができました。この一年間の現場のみなさんの精勤ご苦労に心より感謝申し上げます。新しき年も“貧々”なるも尚“悠々”と仕事に励んでいきましょう。