福岡や九州のビルメンテナンス・清掃・設備・エコチューニング

思っていた通り季節は、秋を通り過ぎて冬を迎え始めました。この季節になると街路樹の落ち葉掃除に皆さんは忙しくなりますね。落ち葉を掃いても掃いてもまた積もっていきます。ビルの合間を通り抜けるビル風の風向きが悪ければ、向かい側の落ち葉までこちらへ集まって来ますね・・「こんちきしょう！」ですね。でも嬉しいことに当社のクリーンクルーは愚痴を言うこともなく、黙々と落ち葉の始末をしてくれています。博多駅前でも天神でも当社の従業員は、寒風の中、半袖姿なのに額に汗を浮かべて一心に作業してくれています。正直にありがたいと思います。毎日、ご苦労さまです。　十月には多くの方の留守番のお陰さまで、佐賀の呼子・唐津へ日帰りバスハイクに行って来ました。呼子の名護屋城博物館では、ちょうど「太閤秀吉と黄金の茶室展」が開催されていて、しばらく見学しました。その時、秀吉と千利休の“朝顔の茶室”のエピソードを思い出しました。利休の茶室の庭には朝顔が満開であると聞いた秀吉は早速訪れます。着いてみると朝顔は一輪も咲いていません。不満たらたらと茶室に入った秀吉は、そこで息を呑みます。目の前の床の間には、たった一輪の朝顔が活けてあったのです。想像していた満開の美しさを超えるたった一輪の屹立した朝顔をもって、利休は秀吉をもてなしたのです。（本当は、秀吉の傲慢さを利休はこの一輪をもって諭したのだとの説もあります。）・・・　私は、利休のこの所作から皆さんの落ち葉清掃の姿を連想しました。　今年もいよいよ年末繁忙期を迎えます。この冬は寒さも一層厳しくなりそうです。十年くらい前にこの「社長からの手紙」で茶道の作法の原点をお話したことがあります。その作法は、茶釜の熱湯で火傷を負わないように工夫されたものだと聞きました。　師走の仕事を風邪を引かないように、怪我をしないようにみんなで元気にやり抜きましょう。