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微動だにせず熱線を浴び 木陰をつくりし者 2025/08/1

創業75年目の夏が酷暑のなか続いています。現場作業のたいへんさに心が慄(おのの)きます。本当に“額に球の汗”を流して就労されている姿に頭が下がる思いです。まだまだ長い夏が続くことでしょうが、誰一人体調を崩さずに乗り切られることを念じています。

私が住んでいるところに福岡市植物園がありその周回小道が散歩道になっています。ここへ引っ越しして来て、もう65年ほどの月日が流れました。この散歩道の途中に大きな楠木が立っていて、通りすがりにいつも励まされているような気になります。わたしが幼かったころから立派な大木でしたから、さすがに今は老木のたたずまいになりました。春には蝶々が舞い踊り、夏には蝉時雨の合唱隊、秋には枯葉巻く蛹(さなぎ)の空中ブランコ、冬には孤高のカラスが木のてっぺんで見張り役で迎えてくれます。いろんな小さき生き物がこの大木を舞台に生を紡いでいるようです。私はいつからか、この大木と会社を重ね合わせ見ていたような気がします・・従業員一人ひとりの“働き甲斐”をこの大木のように包み込んでみたいと思ったのかもしれません。この夏も老木は、凛として私に木陰を作ってくれています。

     『木』  金子みすゞ

 小鳥は小枝のてっぺんに 子どもは木陰のブランコに、小ちゃな葉っぱは芽の中に。

あの木は、あの木は、うれしかろ。

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