社長からの手紙
♪ 銀色の道 ♪ (ABM警備部の歌)2024/03/1
2月10日の4年ぶり開催の新年会には、161名の従業員に集ってもらい大盛会(料理完食!)となりました・・コロナ禍中のお互いの辛抱我慢ぶりを褒めたたえ合ったことです。
社長挨拶では警備員の奮闘ぶりを紹介できませんでしたので、この手紙に記します。昨年期中に税務処理のインボイス制度というややこしいものが導入され、事務所の経理部にはたいへんな対応作業をしてもらいました。一方、警備業務にもその影響が出ました・・ただでさえ煩雑な駐車場の精算処理にこのややこしい制度の対応が課せられました。まだ若い頃の修行中の私もこの駐車場管理業務を経験しましたので、そのたいへんさがよく分かります。もう一つ、コロナ禍中に中洲の繁華街ビルの警備業務が始まりました。寒風さらしのエントランス立哨に酔っ払いの世話と一方ならぬ辛抱我慢の“人間力”が求められます・・新年会に参加されたT警備隊長へ一同“敬礼”!
~ ある地方都市のある駐車場管理にこの警備員さんは勤めていました。屋外平地の駐車場で、一畳ほどの狭いプレハブ小屋が管理室です。他の交替員は、満車になればヒマなのでこの管理室でスポーツ新聞を読んで待機するのが常でした。しかしこの警備員は手製の紙ボードを携えて、満車表示がぶら下がる虎ロープの前に立ち尽くします。そして駐車しようと近寄って来た車のドライバーへ、この紙ボードを見せます・・近くの別の駐車場への道案内をするのです。またある日、駐車した途端に豪雨に襲われ、車外へ出ることができなくなったドライバーが困っています・・その時、車のドアをノックする音、あの警備員が雨傘を差し入れてくれたのです。これがこの警備員の“自分の人生を賭した仕事の流儀”でした。
しかしこの警備員は、親の介護の都合で引っ越さなければならなくなりました・・そして駐車場就業最終日の朝、出勤して管理室の前で立ち尽くします。プレハブ小屋全体が数えきれないほどの花束で埋め尽くされていたのです。名も知らぬ多くの利用者からの感謝のメッセージカードが添えられて。 ~
懇親旅行へ盛んに出かけていた頃、温泉宿の宴会余興では警備部コーラス隊の合唱が常連でした。昔懐かしいダークダックスの曲『銀色の道』が十八番です・・いつからかその歌がABM警備部のテーマソングとなりました(喝采♬)
遠い遠いはるかな道は ひとりひとりはるかな道は 続く続くはるかな道は
冬の嵐が吹いているが つらいだろうががんばろう 暗い夜空を迷わずに
谷間の春は花が咲いてる 苦しい坂も止まればさがる ふたりの星よ照らしておくれ
ひとりひとり今日もひとり 続く続く明日も続く 近い近い夜明けは近い
銀色のはるかな道 銀色のはるかな道 銀色のはるかな道