社長からの手紙
“最後の藁(わら)一本”を解き放つもの2023/05/1
西洋のことわざに“最後の一本の藁(わら)がラクダの背を折る”というものがあります。
果たして羽のように軽いあの藁一本が、どうして屈強なラクダの背骨を折るというのでしょうか!?
・・それは限界まで我慢して荷物を背負っていたラクダも最後のたった一本の藁が積まれると崩れ落ちてしまうという話です。
私たちの現場でも、みんなそれぞれに重い荷物を背負って仕事と向き合ってくれています。その重さ加減は、なかなか他人には分かりづらいものです。あと一本の藁の重さでも倒れてしまう仲間が隣にいるかもしれません。その重さを感じ取れるのは、毎日苦労を共にしている仕事仲間しかいませんね。
朝日ビルメンの73年目の新年度事業が始まります。70年以上にわたり私たち朝日ビルメンの先輩たちは、お互いに背負う重荷を分け合い、“最後の一本の藁”が仲間の誰にもかぶさらないように支え合って綿々と歩き続けて来ました。
今年の道程も、いままで歩いてきたように仲間と力を合わせて、朝日ビルメンは黙々とその歩みを重ねていくことでしょう。