社長からの手紙
明日はみんなを待っている2023/04/1
3年にもわたるコロナ禍もようやく沈静化の春を迎えました。現場では人手不足と感染対策に追われる苦境の日々が続きました。新年度は背負った“欠員の重荷”をお互いに支え合い、
笑顔で過ごせることを祈りスタートしたいと思います。
先の大戦中に29歳の若さで亡くなったある童謡詩人がいます・・『ごんきつね』で有名な新美南吉(にいみ なんきち)。当時の国民病“結核”を患っていました。彼の作品は常に小さきもの、弱きものへの温かい眼差しに貫かれています。
私たちの職場は力弱きものが集い、精一杯に力を合わせて仕事を成しています。朝日ビルメンは、その花園でありたい。皆の祭りでありたい。泉のように湧いていたい。ランプのように灯っていたい・・そして皆を待っている「明日」でありたい。
明日
新美南吉
花園みたいにまっている。祭みたいにまっている。明日がみんなをまっている。
草の芽 あめ牛、てんと虫。明日はみんなをまっている。
明日はさなぎが蝶になる。明日はつぼみが花になる。明日は卵がひなになる。
明日はみんなをまっている。泉のようにわいている。らんぷのように点ってる。