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こだまでしょうか2022/04/1

春一番の暖かい南風を待ち望む今日この頃ですが、ふるさとは依然として感染症の脅威に曝されています。みなさんが2年の長きにわたりコロナという悪魔から職場の仲間の“絆”を守り抜いてもらっていることに心の底から感謝します。

この手紙を書いている今年の3月11日は「東日本大震災3.11」から11年目の春を迎えることになります。私はあれからもう何度、東北の被災地を訪れたことでしょう・・北から岩手の宮古、釜石、大船渡、盛岡、陸前髙田。宮城の仙台、気仙沼、南三陸、石巻、女川、松島、塩釜、多賀城。福島の南相馬とまだ復旧ままならない現地の民宿に泊めてもらい、地元の同業者の同志と“ふるさと”の痛みに寄り添って来ました。そこには必ず名もなき清掃従事者の仲間が毅然として街の復興に黙々と取り組まれている姿を目にすることができました。

被災地の三陸沿岸道路を移動する車のラジオから応援メッセージが流れてきます。童謡詩人・金子みすゞの『こだまでしょうか』という詩が繰り返し流されます。「こだまでしょうか」という呼びかけに「いいえ、誰でも」と応えてきます・・被災された多くの人たちの悲しみや辛い思いに対し、“こだま”する自分でいられるのかと問い続ける旅路でした。

 

こだまでしょうか

「遊ぼう」っていうと 「遊ぼう」っていう。

「馬鹿」っていうと 「馬鹿」っていう。

「もう遊ばない」っていうと 「もう遊ばない」っていう。

そして、あとで さみしくなって、

「ごめんね」っていうと 「ごめんね」っていう。

こだまでしょうか、 いいえ、誰でも。

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