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年々歳々花相似たり 歳々年々人同じからず2021/04/1

あれから10回目の桜の季節を今年も迎えました。この手紙は10年前の311日に起こった未曾有の「東日本大震災」発生の日(命日)に記しています。東北の被災地の人たちとは震災前よりご縁を頂いて知り合っていましたので、大地震発生から身内のこととして過ごすことになりました。震災後、仙台空港再開と同時に現地に入りましたがそこはこの世とは思えない地獄絵図の風景でした。このことはまたいずれかの時にお話ししましょう。

東北の桜は5月に開花します。多くの犠牲者はこの年の桜を観ることなく旅立たれました。そのためでしょうか、亡くなった人の家族には古里の地に桜の苗木を植える人が多くいたことです。この春は次の世代の若人がこの桜の花を愛でることでしょう。桜は不思議な花ですね・・見ていると過ぎしことが走馬灯のように浮かび上がって来ます。皆さんもきっと桜花にはそれぞれの物語をお持ちでしょう。

この2月に入社したミャンマー技能実習二期生の一人は、日本の花見を楽しみに渡来したそうです。桜の花とともに彼女の日本での楽しい思い出が積み重なっていくことを願ってやみません。当社が創業した70年前(わたしも未だ生まれていません)には、太平洋戦争のビルマ戦地(現在のミャンマー国)からの帰還兵も職人さんとして働いていたと親から聞いたことがあります。70年の時を経て、いまミャンマー(旧ビルマ)の若者が当社で清い汗をかいていることに隔世の想いが募ります。

その時の流れの中で、どれだけ多くの従業員とのご縁と尊い汗を頂いたことでしょう。桜の老木だけが知るのみです。

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