社長からの手紙
海に降る雪 2020/03/1
この冬は長い暖冬になりました。未だに雪が降りません。福岡市で節分までに降雪を見なかったのはなんと106年ぶりらしいです。もちろん現場仕事にとっては寒いより暖かな方がよいですが、世の中はそれなりに当たり前に寒暖がないと農業の仕事など支障が出てしまいますね。ミャンマー実習生にも雪を見せてあげたいという気持ちと寒冷な空気にさらさせたくないという気持ちが私の中でぶつかっています。十数年前にこの社長からの手紙で山口の日本海側出身の女流詩人・金子みすゞの詩を紹介したことがあります。創業70周年を迎える本年になってもその時の気持ちは私の中で何一つ変わっていないと分かりましたのでもう一度その詩を載せて、皆さんに届けます。
つもった雪
上の雪 さむかろな。 つめたい月がさしていて。
下の雪 重かろな。 何百人ものせていて。
中の雪 さみしかろな。 空も地面もみえないで。