社長からの手紙
大きな木の下で2011/07/1
梅雨の合間のさわやかな青空の下で、パナソニック事業所の皆さんと昼食会をしました。大きな楠木の下にテーブルを並べて、さながらピクニック気分でお弁当を頂きました。この事業所では新しく大きな建物が建って、その管理が当社に任されました。当社に仕事が任された理由は、何十年にわたって私たちの先輩やいまの仲間たちがこの事業所の建物を誠実に守ってきたからに他なりません。歴代の社長さんが工場の従業員への朝礼で「元気な挨拶は掃除をしてくれている人たちに学ぼう」と言われているほどです。県立の特別支援学校を卒業して就業しているAちゃんも頑張ってくれています。新棟の管理が始まり、新しい仲間も増えたのでその歓迎と激励の食事会でした。ただ新棟の管理で難渋しているのがセキュリティシステムの厳重さです。清掃に入室するのにあれこれとカード操作でてんてこ舞いしています。早く入退出管理に慣れて、思う存分清掃の仕事に汗を流せるようになるといいですね。一方、同じくパナソニックの佐賀事業所の主任さんは昨年交通事故で大怪我を負い、いま復帰に向けて一生懸命リハビリに努めています。しっかり治して戻ってきてくださいね。 ある一日のなにげない昼食会でしたが、楠木の葉を揺らすそよ風が皆んなの心の中も通り過ぎていったような気がしました。何年かの後、あの大きな木の下での食事会の情景がまるで記念写真のように私の脳裏に浮かび上がってくることでしょう。