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梅と桜の間に2019/03/1

二月の梅、四月の桜・・・三月は? 桃の花でしょうね。年々歳々、人はこれらの花木に思いを重ねていきます。この5月にはミャンマーの若い実習生が来日します。当地には、たぶん桃の花と思われるピンクの樹木がこれから咲き誇るみたいです。実習生はしばらく見納めになりそうです。県協会の広報誌にこれらの実習生を現地で迎え入れるときの様子を報告していましたが、専門全国誌の『ビルクリーニング』2月号に転載されました。この記事を以下転載しますので、是非お読みください。

 

外国人技能実習生活用:会長現地報告

(公社)福岡県ビルメンテナンス協会 会長 金子誠

1年前の11月上旬に、県協会海外視察旅行でミャンマー国ヤンゴンの外国人就労送り出し機関(日本語学校)を訪問しました。そして、ちょうど1年後の11月上旬に同校を実習生受け入れのために再訪しました。それは見知らぬ生徒たちとの約束でもありました。この学校を選んだ理由は、語学学校なのに熱心に体育に取り組まれていたことです。

ミャンマーの教育では体育の時間がありません。海外就労に向けての体力練成なのかと思い校長先生に尋ねたところ「ミャンマー人ははだしの生活習慣です。日本に行って最初に作業靴を履かなければなりません。靴擦れがひどく、思うように働けない子たちがいました。日本で元気に働けるように体育で運動靴に慣れさせているのです。」このような親心に答礼を拝したことです。

上の写真は教室での写真は企業説明風景です。私もミャンマー語で挨拶・自己紹介し、ギャグも一発入れたところ笑ってくれたので一安心。事前に業務説明の動画を送りました。その内容には正直にトイレ清掃やゴミ分別などの作業も紹介していましたが、監理団体担当者からトイレ清掃等は極力出さないでほしい。その仕事の内容を生徒たちの親が知ったら日本へ出してくれなくなりますとのこと。悩んでいたところ、現校長先生から「何も心配はしなくていい。お互い誠実さが大事だから、そのまま生徒たちに見せます。」と言ってくれました。

そして当日、応募者が集まってくれるだろうかと心配しながら教室に入ると、採用予定者の5倍の生徒たちが迎えてくれました。教室のホワイトボードに貼ってある絵(下の写真)は、ビルメンこども絵画コンクールで文部科学大臣賞に選ばれた「おそうじの木」という女子小学生の作品です。

清掃の仕事の精神を不思議な哲学で表現しています。私はこの絵の心を生徒たちに話し、清掃の仕事の意味を説きました。そして、日本にはトイレにも神様がいることも伝えました。

 

 

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