社長からの手紙
あしたも日々是好日なり2011/05/1
「平成23年度経営計画発表会」を4月9日土曜、晴天のなか五十川リファインセンターで開催しました。朝日ビルメンの屋台骨を支える110名以上の従業員が参加してくれました。30年永年勤続者を筆頭に長年にわたり精勤貢献して頂いた多くの従業員をお一人お一人顕彰することができました。つくづくこのように誠実な従業員の力のお蔭さまで当社は60年以上も永続してきたのだと思いました。“会社の宝”に接し、改めてその思いを強くしたことです。社長挨拶で、二通りのタクシー運転手さんの話をしました。ひとりの運転手さんは目的地目前まで来て赤信号で止められました。このままではメーターが上がってしまうなと内心私が思っていたところ、この運転手さんは黙ってメーターを切ってくれました。・・結局、私は笑顔で「ご苦労さん、お釣りはとっといて!」となります。一方もうひとりの運転手さんは、目的地前に着いたのにダラダラと10メートルほど流して止まりました。この10メートルの間にメーターが一つ上がったことは言うまでもありません。・・当然、私は憮然として慰労の言葉を掛けることも無く、釣銭をもぎとって降車しました。この二人の運転手さんが就寝するときのことを想像しました。前者は「きょうもお客さんに喜んで乗ってもらったなぁ。無事故でよかったなぁ」と安眠熟睡に入る。後者は「きょうもうまいこと稼がしてもらったぞ。でも“ありがとう”とは一言も掛けてもらわなかったな。まぁいいか」と眠りに入るが夢の中に不機嫌そうな客の顔が次々と現れて、朝まで浅い眠りに寝汗をかいてしまう始末。皆さんにはこの逸話の説明は不要でしょう。幸いかな、朝日ビルメンには前者の運転手さんのような従業員がたくさん働いています。だから会社も寝不足のようなこともなく元気でやっていけます。またこれから一年お客さんの“ありがとう”を日々積み重ねて行きましょう。よろしくお願いします。