社長からの手紙
語らんや!それぞれのトイレ物語?2017/10/1
毎日の建物の中での仕事に就いているとき、また出張先の駅や高速道路パーキングエリアに寄ったとき、この頃つくづく思うことがあります。誰でもトイレで用を足しますが、どこのトイレも本当によく清掃が行き届いていることです。昭和の時代には、まだ駅舎や屋外公共施設のトイレ:便所はなんとなくうす汚れて臭く、中に入ると気分が悪くなるような印象が残っています。もし自分が厚生労働大臣なら、トイレ清掃の従事者すべての人に国からの感謝状を授けたい気持ちです。もちろん当社の従業員は昭和の時代から清々しいトイレ清掃を行ってきました。Aさんは自宅の庭で育てた四季折々の花をトイレに飾ってくれていましたが、ビルの広報誌にテナント社員さんからの感謝の手紙が載せられたこともありました。またIさんは40年間、工場の清掃管理を務めてくれましたが、引退の日「来る日も来る日も涸れ糞相手の40年間やった」とつぶやかれました。しかし何万人もの工場の人たちが、Iさんに感謝の拍手を送っている姿が私には見えました。いまやトイレは自動洗浄便座となり、最近はマイクロコンビューターを内蔵した“健康便座”も登場したようです。個人個人を認識し、ウ〇コの状態や臭いまでセンサーで自動検査し、健康管理の診断をしてくれるそうです。世の中の進歩は、トイレの中まで押し寄せて来ます。
それでもなお、私たちはトイレの清々しさの陰にその便座を磨いてくれた人の思いを感じ、快便せずにはいられないのだと思います。10月のバスハイクの折には、皆さんそれぞれの便所泣き笑い物語を聞かせてくださいね。