社長からの手紙
朝日ビルメンの新しき仕事を語り合いましょう!2016/04/1
今月この手紙が皆さんの手元に届くころには、桜が咲き始めているかもしれません。東日本大震災の東北被災地に桜が咲くのはその後一ヶ月以上遅くなると思いますが、それでも被災後5年の月日を経て見事に咲くことでしょう。男優・高倉健さんは晩年の映画撮影のときポケットに忍ばせていた一枚の写真があります。大津波に襲われた石巻の避難所で、大きなペットボトルの水を懸命に運ぶ一人の幼い少年の姿でした。昨日、新聞にその少年が立派に成長し、中学バスケットボールの選手として頑張っている写真が載っていました。 戦前のかつて当地仙台石巻で清国の留学医学生として過ごし、中国へ帰国後革命の文学者として活躍した魯迅が「いまがどんなに絶望の中にあったとしても、明日の希望までが消えてしまうことはない」と言葉を遺しています。 この四月からいよいよ朝日ビルメンの創業66年の仕事が始まります。清掃部門の社内誌名『道芝』は、道の草はどんなに踏みつけられてもやがて清楚な花を咲かせるという思いから先輩たちが名付けたものです。設備部門の『エポック』には、時代の先駆けとなるような仕事を作っていこうという先輩たちの希望がこもっています。警備部門の『勁草』とは、嵐の強風に大木でも倒れるが、野の草はどんなになぎ倒されてもやがて凛と立ち直るという決意からきています。 さぁ、朝日ビルメンの新しい歴史が先輩方の思いを受け継いで今年もスタートします。来る4月9日(土曜)、五十川のセンターに集い、大いに仕事自慢を語り、お互いに応援のエールを送り合いましょう。