福岡や九州のビルメンテナンス・清掃・設備・エコチューニング

強大な台風８号の直撃を福岡は逃れることができました。九州では台風一過のきょう７月11日ですが、まだ台風は関東圏から東北に向けて猛威を奮っています。私がまだ幼かったころ篠栗・南禅院の先代・林住職から聴いた講話を思い出しました。ほとんどあいまいな記憶ですが要約は次のようなものでした・・筑後川流域の小学校（たぶん柳川か大川）で川下りの遠足がありました。折りしも急な集中豪雨に襲われ、生徒たちの乗った小船は濁流に押し流されていきます。ついに小船は転覆し、引率の先生、生徒諸共濁流に呑み込まれてしまいました。担任の古賀先生は、次々と溺れている生徒たちを救い上げていきます。先生は一人助けるたびに自分のシャツのボタンを一つむしり取って、救助者数を把握していきました。そして最後、どうしてもボタンの数が生徒数より一つ足りません。○○君がいない！古賀先生はそう叫ぶとまた濁流の中へと飛び込んでいきました。先生と○○君の溺死体が数日後に引き上げられました。冷たくなった古賀先生の掌には、ボタンが一つ握り締められていたそうです。　今季も酷暑の中の現場作業が待ち構えています。朝日ビルメン従事者全員ただ一つのボタンも欠けることなく乗り切っていきましょう。