社長からの手紙
年年歳歳花相い似たり2014/06/1
四月末には会社の屋台骨を支える現場責任者のみなさんに集合してもらい、会社の事業計画の発表をさせてもらいました。管理部も一生懸命、現場への説明をしました。現場のみなさんもそれに呼応して本音で応えてくれました。みなさんのお蔭でたいへん良い機会に恵まれました。本当にありがとうございます。[この内容は本誌特集で報告]
今春は私自身も対外的な業界の仕事がたいへん忙しく、春の花を愛でる機会がありませんでした。いつものところで、桜や藤やツツジを見ることができませんでした。その間にも現場のベテラン従業員が病気で三人も亡くなりました。その一人、Fさんとは秋の旅行で、九州・山口各地の紅葉狩りを何度もした思い出があります・・それも今秋はもう叶うことはありません。彼女は苦労して三年がかりでビルクリーニング技能士に合格しました。不慣れな学科試験に備えて、仕事が終わったあと事務所で夜遅くまで私と勉強しました。難しくて、歯がゆくて、目を真っ赤にして教科書に喰らいついていた姿が思い出されます。技能士になってからの活躍ぶりは、仲間のみなさんのほうがよくご存じですね。Fさんにとって、清掃の仕事は天職になったと思っています。
今年は、工事班のN君が見事にビルクリーニング技能士に合格しました。5月17日の社内技能大会を経て、6月13日の県協会大会に出場します。また5月31日開催の福岡県アビリンピック大会にも、若手の諸君が挑戦します。みなさん、大きな声で応援よろしくお願いします。
先輩ベテランから後輩若手へと受け継がれていくものは、技術だけではありません。それ以上に仕事への情熱と誇りだと思います。毎年、人は移り変わっていきますが、現場に咲く花のみずみずしさは変わることがないようです。