社長からの手紙
干し柿熟れる正月かな2014/02/1
みなさん、明けましておめでとうございます! お正月は温和なお天気に恵まれ、みなさん和やかな新年を迎えられたことと思います。昨年末は厳寒の最中の作業貫徹、ほんとうにご苦労さまでした。みなさんの精勤に、こころより感謝申し上げます。 お屠蘇気分で迎春のテレビ番組を見ていたのですが、一つの報道番組に目が留まりました。福島県の原発事故放射能汚染地域の酪農家のレポートでした。その酪農家は牛を飼っていたのですが、汚染地区のため出荷することはできません。それでも安楽死させることは忍び難く、その後も餌を与えて育てているということでした。もはや“商品”となることはない牛たちですが、酪農家にとっては生活を支えてくれた家族同様の絆があったのです。これを見た時、私が何を感じたかは黙っておくことにします。私とお付き合いの長い従業員の方ならきっと分かってもらえると思います。 久しぶりに炬燵の上で、干し柿を食べました。食べながら小さい頃に田舎のおじいちゃんに聞いた話を思い出しました。昔からお百姓さんは、柿を獲る時ひとつだけ柿を残しておくそうな。来年もたくさん柿が実るようにと木に感謝する思いと冬の餌に困った小鳥たちの食べ物となるようにとの思いからじゃ。これを“木守の柿”と呼ぶそうな。 大晦日の夜、朝日ビルメンの現場いたる所に木守の柿が置かれている夢を見ました。1月25日は、会社の新年会です。元気な笑顔でお会いしましょう!