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一路の流れ星2010/07/1

やっと梅雨入りしました。アジサイの色つきもこれからですね。この季節には毎年“みんなの安全”について書いています。7月第1週が『全国労働安全活動週間』で、前月の6月がその準備月間に当たるからです。なぜか当社は昔からこの安全準備月間に労働災害が起こっています。(この原稿は6/14に執筆)6月16日開催予定の「社内安全大会」では、このことをみなさんへ注意しなければと思っていた矢先6月12日土曜に清掃現場で労災事故が起こってしまいました。休業予定3日以内という比較的軽傷で済んで不幸中の幸いだったと思います。一番大事なことは起こったことへの頓着ではなく、同じような事故が起こらないよう仲間で考え、再発防止策を徹底することですよね。社内安全大会では、今度の事故を出席者全員で検討します。みなさんの現場にも、その内容を周知しますので各々の事業所現場でよく話し合ってみてください。 話は宇宙へと大きく飛びますが、みなさんは我が国の惑星探査機『はやぶさ』のニュースを聞きましたか。この探査機はもう7年も前に打ち上げられ、はるか20億キロ向こうの小惑星イトカワを目指しました。わずか500m足らずの小さな惑星に見事たどり着き、その地表の砂の採取を試みました。帰路はエンジンの故障など苦難に満ちて、その帰還はほとんど絶望視されたのですが、『はやぶさ』はまるで生き物の意思を持っているかのようにその都度トラブルを解決し満身創痍で地球へ還って来たのです。昨日、『はやぶさ』は小惑星の砂が入っているかもしれないカプセルを地球へ届けて、自らは7年の長旅を終えて大気圏突入時に燃え尽きました。この探査機は宇宙を飛ぶ間に本当の鳥になったのかもしれません。毎日、作業をやっていれば怪我をすることもあります。しかしその痛みから本当の仕事人へと成長していった従業員を私は何人も知っています。

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